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ご挨拶

 

初代・柳蛙会/会主 坂東 楽瞳 

よぅこそ「柳蛙会」へお越し頂きありがとぅございます。

 

「柳蛙会」(Ryuakai)は日本舞踊「坂東流」の一門で、「三重県は尾鷲」を拠点に

日々老いも若きも楽しく「日本舞踊」と向き合いながらお稽古に精進致しております。

 

初代会主は「坂東 楽瞳(らくどう)」神戸生まれの神戸育ち。

小さい頃から芸事の好きな父親に日本舞踊は勿論の事、長唄・常盤津・鳴物などを仕込まれ育ちました。

日本舞踊は当初「花柳輔三朗」師のもとでお稽古させて頂いておりましたが、戦争などでお稽古は中断!

その後結婚、この尾鷲の地で生活する事となり「踊る事は二度とないもの」と思っていた所に、地元の

踊りの師匠が他界!当初、尾鷲の町には300人程の芸者衆がいたそうで、この芸者衆の指導をできる者は

いないか?という事で楽瞳の所に白羽の矢が・・・そして「お役に立てるのなら」と楽瞳が引き受け

出来上がったのがこの「柳蛙会」現在のお稽古場の始まりの始まりでございます(^^)

 

しかし時が時だけに花柳輔三朗師の行方がわからず、色々な方々に相談した結果、当時伊勢にお稽古に来

られていた「坂東三津之丞師」をご紹介頂き、現在の「坂東流」とのご縁となった次第でございます。

 

小さな町で一歩を踏み出した「柳蛙会」松阪・熊野・津・伊勢志摩、そして和歌山は那智勝浦などにも

現在は会員さんは増え、夫々が夫々のお稽古場にてお稽古に励んでおられます。

 

また「柳蛙会」では日本舞踊と共に地元民謡「尾鷲節踊り」も皆さんで守ってお稽古中でございます。

と、いうのも昭和二十四年、当時の尾鷲町長さんから楽瞳に「尾鷲節」をみんなが踊れるものに振付して

ほしいとご依頼があり「踊りの振」「衣裳」その他色々と一切を任され、当初では何とも斬新とも思われ

た「ハッピに短パン」という衣裳を提案、今の「尾鷲節踊り」の姿を作り上げました。

おかげさまで全国民謡大会では三位入賞という成績をおさめるなど、全国の皆様にも親しんでいただける

「尾鷲節踊り」となりました。

柳蛙会ではこの楽瞳の「尾鷲節踊り」を尾鷲の皆様と共に大切に守り続けていきたいと存じます。

また何かの折に「日本舞踊」でも「尾鷲節」でも、どこかで触れて頂ければ幸いと存じます(^^)

今後とも坂東流はじめ柳蛙会・尾鷲節踊りをどうぞご贔屓の程宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

二代目・会主/ 坂東 伊三栄 

代目家元「坂東三津五郎師」と共に・・・

 坂東三津二郎師   坂東寿子師   坂東伊三湖   坂東愛師   

             お家元十代目「坂東三津五郎」   坂東伊三栄(会主)

最初で最後になった四代揃っての「お祭り」の舞台です 

  ■平成六年/尾鷲市民文化会館にて

 

(三代目・伊峰)                      (四代目・伊三湖)      (初代・楽瞳)                     (二代目・伊三栄)

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